映画「シライサン」が結構怖い映画でした。
夏ですね。残暑ですか。
暑いときはホラー映画など、いかがでしょうか。
今回、紹介するのは只今レンタル中の邦画「シライサン」。
学園ホラーかな? とかそう思わせるタイトルと表紙ですが、そういうわけではありません。
小説家乙一さんの同名タイトル「シライサン」を原作としております。
映画を見て思ったのですが、原作を読まなくてよかったと思いました。
だって、これ文章で読んだら怖すぎて最悪です(笑)
あらすじ
飯豊まりえが初の映画単独主演を務め、人気小説家・乙一として知られる安達寛高が長編監督デビューを果たしたホラー。
安達監督が脚本も手がけ、「その名を知ると現れて、視線をそらすと殺される」という新たなホラーキャラクター「シライサン」の恐怖をオリジナルストーリーで描く。
眼球の破裂した死体が連続して発見された。直接の死因はいずれも心臓麻痺で、死の直前に何かに怯え、とり憑かれた様子だったという奇妙な共通点があった。
親友を目の前で亡くした大学生の瑞紀と弟を失った春男は、ともに事件を調べ始める。2人は事件の鍵を握る女性・詠子を探し出すが、ほどなく彼女は「シライサン……」という謎の言葉を残し、一連の事件の被害者と同じように死んでしまう。
事件に目をつけた雑誌記者の間宮も加わり、「シライサン」の呪いが徐々に明らかになっていくが……。
映画.comより引用
感想
染谷くんが出ているのですが、本当にちょい役なんです。
ですから、ある意味、変な先入観もなく見れてしまうんです。
冒頭でも述べましたが「これ、地味に怖い……」です。
現代の物語らしくSNSで得られる承認欲求や若者の孤独感などにも触れているので、青春要素もちょっとだけあるんです。
他人からちょっとだけ怖い話を聞いたことってあると思うんです。
その怖い話を聞いてしまうともう呪われてしまうんですよ。
絶対に名前を聞いてはいけません。
私が怖いと思うのは、呪いにひっかかる現象がとても身近に感じること。
リングの怖いところはあるビデオをみただけで呪われるというところです。
解除方法は人に見せることですが、それも自身の良心を問いますよね。
「シライサン」も類似するところがありました。
途中で、解除方法をみつけるんです。
それはシライサンと目が合ったら逸らさないこと。
そうでないと、死にます。目が破裂して死にます。しかも、傍に他人がいてもお構いなしにシライサンが自分にしか見えないんです!
髪が長く、目がとても大きいうつ向き加減の女性。
両手は拝むようにしております。
その手には鈴が紐で肉を貫通するかのように結ばれております。
想像してください。原作読まなくて良かったです。
映像をみるとちょっとだけ半減してくれますが怖いことは怖いです。
ところが、この方法はいったん、退ける程度だったわけですが。
シライサンは自身の名前を知る人を必ず呪い殺します。
死から目をそらすな、恐怖から目をそらしてはいけないというメッセージもあるのでしょうか。
民俗学の方も調べていたというところまでいって、原点を調べます。
呪いは解かれるのではと期待するのですが、ホラー落ちでしたね……。
久しぶりに「ひやり」としました。お風呂入っていたら思い出してしまう系。
だって、映画をみることで私は名前を知ってしまったのですから。
怖さというのは、自分にも降りかかる可能性があることだと思うのです。
着信ありや残穢、呪怨、リングなどは、いずれも携帯を持っているだけ、土地に住んでいただけ、家に入っただけ、ビデオを見ただけなんです。
一緒に見た家族はB級と言っておりましたが、私は底知れぬ怖さを感じました。
ぜひ、誰かと一緒に鑑賞してみてくださいね。