とまとさんの生存報告。

働きながら最終的に小説家になりたい人のブログ。

仕事忙しすぎて「定時帰宅。」という本を読んでみました。

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この春からとっても忙しくなりました。

本部の意向で今までしていなかった業務が+されたんです。

で、現実逃避に古本でみかけた「定時帰宅。」という本を読んでみました。

そうか、こういう方法があるのか、と少し参考にできそうな部分もあります。

まとめたものをご紹介させてください。

 

定時退社できないには理由がある、を知る。

仕事が終わらないから、定時退社できない。

これは違います。

だって、仕事は無限に沸いて出てくるのですから。

会社組織というのは仕事できる人、できない人すべてを抱えて組織として成り立っています。

ですから、どこかで線引きをしなくてはいけません。

それができないでいると無限残業なんですね。社外でも通じる人になるには準備が必要と、本書にも書かれております。つまり、時間を作らないといけません。

会社に利用される人は5つの思考で空気を読みすぎる傾向があると説かれてます。

 

➀会社や組織に帰属することが好き

→自分が所属している組織を特別に感じてしまうこと。契約を超えた関係をつくりだしてしまいます。

②個人としてやりたいことがない

→会社に仕事を今の自分のやりたいことに設定しがち。会社を利用してやるくらいの気概でいきましょう。

③ささいなことでも責任を感じてしまう。

→業務時間内に給料にみあった働きをしたらいいのに、業績や売り上げを自身の責任のように感じてしまう人がいます。これは安くて使いやすい便利な社員となってしまいます。

④楽だから自分で決めない。

→すでに決まっていることを前提に何かをする、というのが会社です。それが楽で居心地いい人は他人に決めてもらって生きていくしかありません。

⑤他人の幸せが気に食わない。

社畜の特徴のひとつに、他人にも社畜であることを強要する人がいます。

残業をせずに帰宅なんぞけしからん、という注意をする人ですね。

これは本質的な解決にはなりません。

 

定時退社キャラをつくろう。

 

定時退社キャラをいきなり目指してはいけません。

その前に「仕事できるキャラ」を目指してください。

仕事ができたら苦労しないよ、という意見が出てきますが、必ずしも仕事ができるキャラにならなくてもいいのです。

仕事できる人、って線引きが曖昧だし一朝一夕でどうにかなるものではありませんと本書でも書いています。

その方法はちょっとした演出だけでいいそうです。

 

➀おいしい仕事を優先してやる。

→周囲の評価をあげることができて、社外でも通用するスキルをあげることができるか。この二つを満たしているものから優先して仕事をしていくのです。

他の仕事にも締め切りがございますが、その場合は上司に「〇〇と〇〇の仕事を請け負っております。それでもそちらを優先した方がよろしいでしょうか?」と確認していくと雑用を受けないようになっていくのもありです。

本書ではどちらも満たしていないのは思い切って「やらない」というのもアリと書いています。

コスパのいい仕事はやる。

→かけた労力のわりに評価が高くなる仕事は率先してやるべきです。それでも簡単そうにみえて実は困難な仕事は周囲にアピール(相談)とかしつつやっていくと時間がかかっているのは、難しい仕事をやっているからだと認識してもらえます。

③早いと思われる演出で十分。

メールや議事録などは別にあとでやってもかまいません。それでもすぐに送られることで相手は「早い=仕事ができる人」という印象がつきます。

これ、ありますよね。早いからといって仕事できるわけではないのですが、早いは正義って感じるときあります。中身が八割の完成度だとしても。

こういうのは気まぐれではなく継続的にやっていくと周囲に仕事できる印象がつくそうですよ。

でもメールをすべて来た順番から即レスしていては効率が悪いので、即レスできるチャンスがあれば、と書いてあります。メールチェックしていてすぐに来たものがあったらそれから返信して、相手に「もう来た!」と思わせるんです。

④厄介な仕事は交換できないか考える。

仕事を同僚に押し付けていくのはよくありません。その代わりに、苦手な仕事を他人にやってもらって得意なものと交換していくのです。

上司に相談して上司に結局、やってもらう、または別の人に振り分けてもらう方法もあると書いてありました。なるほど。相談はアピールにもなるし、振り分けてもらえることもありますね。

でもやりすぎると、評価を下げかねない気もしますね(;^ω^)

⑤机の上を常に綺麗にしておく。

周囲にどう見えるか、が重要です。

机の上を綺麗にしておくことで仕事ができる人を簡単に演出できます。

でも常に綺麗にしておくために時間を割けませんので、机の上だけを綺麗にしておくんです。机の中はどうなっていてもいいそうですよ。あくまで演出ですから。

 

定時帰宅エリートは、人をこうやって動かす

➀周囲を積極的に帰宅させ「貸し」をつくる。

→「今日は大事な用事があったんじゃないですか」と積極的に声をかけあって帰宅させていくのです。次に自分が逆にとき助けてくれます。こうして職場の空気をつくっていき「みんなで残ろう」という空気に負けないようにするのです。

②あの人は誰のいうことなら聞くだろうか考える

→職場のパワーバランスをよく知り、直接注意するとかじゃなくて、上司に言ってもらうとか、弱点な人に上から言ってもらうとかして、うるさい同僚などを注意してもらうのです。動きやすい職場はつくっていけるもの。

③職場で100パーセントの人間関係は築けないと心掛ける。

仲良しサークルではないのですから、すべての人と仲良くとか、無駄な努力はしないことと本書では書いてあります。

苦手な人とは「挨拶だけしっかりしてく」、これだけを心掛けて、仕事をしていきましょう。大事な人は社外にいる、といつも考えることも大事ですよ。

 

まとめ

うまくいく人間関係はどこかに必ずあります。

あなたがいなくなっても職場はまわります。

プライベートより大事な仕事なんてありません。

狭い世界で認められても虚しいだけ。

苦労や我慢なんでしない方が成長できます。

まずは自分のことだけを考えればいいのです。

 

本書の終盤では上記のコラムが載っております。

定時退社することで次の道が開けるかもしれません。

死ぬ前に後悔したくない人生を送りたいなら、是非本書を手にとって参考にしてみてほしいです。

勉強する時間や好きなことをする時間がない。

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……私も参考にしようと思います。