呪怨の清水崇監督作品『犬鳴村』を観てきた感想です。ネタバレあり。
この前、犬鳴村をみてきました。
CMで少女が落下してくるのが怖くて期待していきました。
呪怨の監督。三池監督かと思ってました。
失礼しました。
ストーリー
昔から霊が見えてしまう臨床心理士・森田奏の周囲で、突如奇妙な出来事が起こり始める。それらの共通点となるのは、日本最凶の心霊スポットと呼ばれる“犬鳴トンネル”だった。
奏は真相を突き止めるべく“犬鳴トンネル”に向かうが、その先には身の毛もよだつ驚きの真相が待ち受けていた。
Wikipediaより引用。
感想
……私の感想はですね。
映画館でみることはない作品でした(笑)
どうしてそう、思ったのか順を追っていきますね。
1.CMのあのシーンは、冒頭すぐにやってきます。
あー、なんだ。そういうことか。
怖いことがあって、少女が段々混乱していくことで転落してしまう恐怖を味わえるとお思ってました。
冒頭のシーンで、ホラー映画でよくある動画撮影するカップル。
その片方の少女が呪われて落下するだけです。
ホラー映画の冒頭、動画撮影していくうちに「なんだ、なにも起こらないじゃん……」みたいなシーンから「わああああ」みたいな。
数日後。精神的におかしくなっている。すごく知っている風景。
2.犬鳴村。犬を食べていたことから犬鳴村。
それって文化だよね。
そこは置いておいて。住人が犬化していきます。
犬に呪われているんですかね。
元々、主人公の祖先がダム建設(電力会社)だったのですが、住民たちを虐げて恨まれているそうです。
電力会社がしたことは、
女たちを犬と交わっているといって差別。犬と共に鎖につながり閉じ込める。
甘い言葉でダム建設を促した。
村をダムに沈めた。
私の解釈不足でしょうか、犬に呪われたものたち(または交わった?)ものたちは未だにダムの底に沈んだことを恨んでいる。
なので、次々に死ぬ被害者(ツーリングできただけの若者、そもそも何故そこの近くにいたの?)は溺死という謎の死。
3.溺死。え、電力会社の人たちは村人がいるのにダムの水を放流したの??
溺死させるほど恨む。
それは、まだ村人がいるのに村と共にダムに沈められたからでしょうか。
電力会社ってそんなことするのでしょうか。
それとも、村から追い出されたことを恨んでいるのでしょうか。
村と一心同体なんですね。
4.なぜか赤ん坊をたくされタイムスリップ、過去の祖父に渡す(=主人公の祖母)
ループしているの??
伏線あったけどさ、霊感があるとか。
主人公の祖母、母、主人公は犬鳴村の血が流れているんですって。
父は母が犬鳴村の出身って知っていたそうです。
「血を混ぜたらいけなかったんだ!」みたいな。
冒頭で犬鳴村を発見した少女の死によって、変死が続きます。
それまで平和に暮らせたんですね!?
そこも気になりますね。
解釈が足りないんですかね。
まとめ
うーん。いまいちでした。
実際にあった実話をもとにしているわりに「こんなことないでしょ!」とリアルに欠けます。本物の話につなげるのはリスク高いのでしょうか。
SNSでトンネルシーンに幽霊が映っているらしいです。
あまり良くない、のでしょうか。
私の感想はDVD待ちで大丈夫ですが、みなさま、気になる方はぜひ劇場へ!