ダーク・マテリアルズー黄金の羅針盤ーライラの冒険がドラマ化!!
原作は世界的にヒットした「ライラの冒険ー黄金の羅針盤ー」です。
あれ? 映画であったよね? と思った方。
そうです。ライラの冒険は三部作で映画も三本やる予定だったのですが。
ないって、ことはわかりますね(笑)
私も映画版を観たのですが、いまいち内容が頭に入ってきませんでした。
今回はBBCとHBO®がバックに入ってるんです。BBCは「シャーロック」HBO®は「ゲーム・オブ・スローンズ」配給したところです。無敵すよね!?
予告編からして面白そうなのでレンタルしてシリーズ1を全話観ました。
3分でわかる!『ダーク・マテリアルズ』の世界/海外ドラマ『ダーク・マテリアルズ』特別動画
あらすじ
ライラは私たちとよく似た世界に暮らす少⼥。
この世界では⼈間の魂はダイモン(守護精霊)と呼ばれ、動物の姿をしており、⼈間とダイモンは強い絆で結ばれている。
⼀⽅、この世界は何世紀にも渡り、あらゆる権⼒を握るマジステリアムに⽀配されてきた。
ライラは何者かにさらわれた⼦どもたちを救うため、⻩⾦の羅針盤を⼿に北極へと向かう。
冒険の先で、ライラを待ち受ける運命とは…?壮⼤な物語が、今始まる!
スターチャンネルより引用
感想
子供から大人まで観れるファンタジーっていまどき、珍しいのですが本作はまさに両方楽しめる作品だと思いました。
まず、ダイモンという言葉を話す動物の精霊をみんな持っている世界なんですよ。
思春期まではダイモンは変化自在で鳥になったり、オコジョになったり、蛾になったりできるんです。子供の心の自由さや不安定さのせいでしょうか。
ダイモンが確定すると無事、成人したというわけです。
ダイモンはライラの世界では、みんな持っていて心、魂とつながっています。
ですから、ダイモンが離れたら不安になるし死んだら本体である人間も死ぬのです。
思ったのですが、ダイモンのセリフはすべて「自問自答」する頭の中の声っぽいですね。
例えば、「危ないかもしれないよ」とか「あの人変だよ」とか。思っていることを自分に言ってくれている気がします。
でも不思議なことに、コールター夫人はダイモンである猿を会話したことがないような??
自分との対話をやめてしまったのでしょうか。
その謎は黄金の羅針盤編ではわかりませんでした。
この作品はおおざっぱに言うと、問いかけに対して正確な答えを出す黄金の羅針盤をもって、行方不明になった友達を助けにライラが熊とか気球乗りのおじさんを味方につけて冒険するうちに、平行世界へ行ってしまう話です。
ちょっとネタバレでしょうか。
ロンドン側の話とライラ側の話が展開していきます。
いつ、会うのだろうかと思っていたのですが、一期の最後まで会いません。
ですから、「えっ、ついに! あ、終わりか! 続きー!」となります。
人によっては子供が、しかも勝気な少女が主人公なので、萌え要素がないと思うかもしれません。
王道ファンタジーなのです。ナルニアとか好きな人はヒットする予感がします。
映像化しているのに、まるで児童書のページをめくっている感じがします。
原作のセリフを引用している箇所もあるようですね。
私は原作を読んだことありませんが、少々、平行世界の描写が混乱するような気がします。映像の方が理解しやすいのかもしれません。
出てくる動物たちが非常にリアルで嘘くさくありません。そういう意味でも映像化は難しかっただろうと思います。
モフモフがしゃべるごとに「かわいい」って思います。
ライラのダイモンはオコジョ。かわいすぎです。
私だったらなんのダイモンに確定するのだろうと想像すると楽しいです。
ヘビだったり、トカゲだったり、ユキヒョウだったり、タカだったりするのです。
猫や犬ももちろんいますよ。
それだけではなく、この世界にはしゃべる熊とかいたりするんです。
ですから、ライラの横にいる白熊はダイモンではないんですね。少々混乱しますね(笑)
主人公、ライラの度胸と機転が観ていて面白いです。賢い少女です。
でも、もちろん弱いところもあります。成長物語でもあります。
ライラを演じるダフネ・キーンは表情豊かな女優さんだと思います。
観ていて飽きないですね。
親子で観れる海外ドラマです。
八話で1シーズンが終わっていますので、ぜひ一気見してみてください。
クーラーの効いた部屋で北極を眺めていたら、ちょっとだけ涼しくなりますよ!
ちなみに映画版はコールター夫人はニコール・キッドマンでしたね。