とまとさんの生存報告。

働きながら最終的に小説家になりたい人のブログ。

わかつきひかるさんに続け。

 

日曜ポルノ作家のすすめ

日曜ポルノ作家のすすめ

 
 

日曜にポルノ小説を書いて年収100万円アップを目指す本。

 

わかつきひかるさんの小説講座に前回行きまして、こちらの何とも珍しいタイトル「日曜ポルノ作家のすすめ」を購入させていただきました。

 

わかつきひかるさんは元々、ポルノ小説で名を馳せた方らしいです。

実は講座を受講するまで知りませんでした。

この作者さん、ジャンル幅がめちゃ広いんですね。

ジュブナイルポルノから乙女小説、文芸、時代劇、ラノベ

全て同じペンネームにされてます。

この方は女性なのですが、当時は女性のポルノなんか売れるか、と言われたこともあるそうです。

わかつきさんは、自ら出版社へ売り込みもしています。

漫画ならよく持ち込み聞きますが、小説は珍しいですよね。

私は知らなかったのですが、この手のジャンルは持ち込みからのデビュー多いみたいですよ。

でも編集者が読むのが先になることが多いため、読んでもらってすぐに反応がもらえるわけではないそうです。

わかつきさんも、返事ないから別のに応募したら、あとで依頼かかったときあるそうです。

その場合はちゃんと御社の返事が遅いため、他のに送ってしまいました、とはっきり言ったそうです。

 

小説家と編集者の裏話、現実的な税金の話なと書かれており、リアルに作家業をこなすノウハウが書かれたものでした。

デビューしてない人が読んでも大丈夫? と思いますが、こちらにはどのジャンルにも使える、箱書きが付いてます。

今回はポルノ系でしたので、ちゃんとポルノ系の起承転結。

すげえな、これ。

 

小説家としてポルノ小説は恥ずかしいのではないか、という考えを根底から覆す内容でした。

それでも、家族にバレないようにするための方法とか載ってます。

要はこのジャンルも編集者次第ってことですね。

 

 

結局、儲かるのかという問題。

 

これはですね。わかつきひかるさんも昔、編集者に言われたことがあるそうですがこの手のジャンルは天井は低いが爆死もないということでした。

掛け算で増える収入です。

わかつきさんも増刷かかったときは1000万円超えたそうですよ。

 

もしかしてこれって副業に向いているんじゃないかと思いました。

あとポルノ小説もエロ描写だけ書けばいいだけじゃなくキャラ立ちと人物描写と五感に訴える文章を書けなくてはいけないそうで、かなり勉強になるのではないでしょうか。

 

私は正直、下にみてました。

萌え系ラノベのような消耗品のような作品すら嫌悪してました。

けれど読者が楽しい、とかひととき夢に浸れて、あとは捨てられたとしてもお客にあった商品を売るという観点からは正しい気がします。

芸術家として、美しい文芸作品ばかり書く人はいるにはいますが、自分が楽しいと感合えたり、儲けたいって思うならその限りではありません。

 

ちょっと視点を変えるだけで、小説に対する姿勢が楽になりそうでした。

私はプロット書いても小説を完成するのが困難で、その方法を探しあぐねていました。

でも、わかつきさんの理論はすっきりとしていて、誰でも物語を完成させることができる、と確信できます。

 

小説講座行って、あと本書を読んで思うのはこの作家さんのように多岐にわたるジャンルで書かせてもらって長く小説家として生きたいな、と強く思いました。

 

大賞をとって、ずっとそのレーベルでシリーズを書いて、そこからふっと消える作家さんもいらっしゃる中、わかつきさんは新刊でもいまだ出ておりました。

 

実は「JKでエロラノベ作家ですが何か?」って気になっていたんです。

出た当時は、ついにエロラノベ作家をJKにしたか。なんでもありだなこのジャンルは

と思っていたんです。

が、しかし実績のあるわかつきさんが書いたことと小説家の裏事情にも詳しい方なので、この小説を読んでみたいと思ってきました。

レビューみたら、なかなか爽やかみたいですね。ガチで官能小説を書いてる作家さんだからレーベルごとの線引きは見事なものでしょう。

 

 

まとめ

大当たりを書いて、儲ける小説家よりもポルノ小説というジャンルでとりあえず副業してみるのもありと思わせる内容でした。

証券会社の友人さんがいらっしゃるようですが、彼女は忙しく平日あまり時間がとれないことから昼休みにノートにあらましを書いて、帰宅してからはノートをみて「書く」作業だけに徹底したそうです。

決まったことだけを文章にするだけなら、早く書けますよね。

小説を書くのに、時間がかかるのは考えながら書いている、せいでもあります。

 

ぜひ、真似してみたいと思いました。

 

ちょっと企画で思い浮かんだのは「キャラ立ち」と丁寧な「人物描写」を勉強するためにBL恋愛ものを書いてもいいかもしれないと思いました。

noteの機能でお金を課金しないと見れなくするものがあります。

それで文章を売るのです。

BLでエロはできたら内密にしてほしい案件。

でも書いて、発表してみたいと思います。偏見を捨てて!(偏見あったのか)

 

反応が得られなくてもノープロブレム。

だって読まれるの恥ずかしいでしょ。

でも読んでもらえたらラッキーでしょ。

いいんじゃないですか、これ(^^♪

 

今のところ、林芙美子文学賞は原稿用紙換算67ページ。

あと少し。

でも70枚ぴったりだとページ設定した際、改行とかでページ数変わる可能性もあります。

なので、72~73枚くらいが理想ですかね。

がんばります!

 

いろいろ考えたら楽しくなってきました。

それでは、また。