令和を詠んだ万葉歌人はミニマリスト!?「あをによしそれもよし」2巻の感想。
STORY
部屋が何もないミニマリストの男がごみ捨てにいったら奈良時代にタイムスリップしました。
主人公、山上は話の流れで「山上憶良」となりました。
(本当は持たない主義なので地位とかほしくなかったのに)
一巻では現代でミニマリストでブロガーだった藤原さんが、権力におぼれ「藤原不比等(ふじわらのふひと)」として金持ちになってました。
着飾った彼を裏切り者と言いましたが、彼は権力をあげてから物を言いなさいと一蹴。
そんなこんなで何かと権力者に注目されながらも、小野妹子の孫である、小野老(おののおゆ)と何もない時代を満喫するコメディ漫画です。
感想
現代社会では限界を感じてましたらかね。
サラリーマンで仕事もできたから(そしてイケメンの部類)である彼に下級官僚である小野老となんだかんだと位があがっていくのが面白いです。
奈良時代って本当に何もない時代かと思いきや、サウナが始まっていたり、ウナギを食べていたり(ただし不味い物として。蒲焼となったのは江戸からですって)これまで奈良時代を描いた漫画が少なかったように思うので新鮮です。
……そうか、昔って全てオーガニック食材ですから現代ですとめちゃ高いごはんになりますね。健康になりそう!
空気もきれいでしょうしね。
テルマエロマエ的な知的コメディ漫画っぽいです。
山上憶良として生きていくことになってしまった彼がこれからどういった動きをしていくのか、歌人としてしか知らないので、楽しみです。
他にも歌作るのが下手な大伴旅人や、腰痛に悩まされている長屋王とか有名人が出てきます!
ちゃんとタイムスリップものになってきました。
ギャグ漫画日和っぽく軽めに展開していくのかと思ってましたが(失礼)藤原家の暗躍とかありそうです。
たぶん、これアニメ化か実写化しそう。