映画「来る」の感想!
ホラー映画のカテゴリに入る映画ですが、エンタメ色が強くてとても、わくわくして楽しめた(?)作品でした。
原作はとっても怖いようです。
ホラー小説をもとに実写映像化されました。
原作は未読なのですが、少々違うようですね。
SYORY
新婚夫婦のもとに謎の怪奇現象が起こり始めます。
その怪奇現象は夫の田原に憑いている「あれ」が引き起こしたもの。
人の声を真似て、お山に連れて行こうとする。
田原家の地元で言い伝えがあるという設定でしたが、三重県の伊勢原市と言ってました。(三重県の伊勢市がモデルでしょうか)
田原家(妻夫木聡)は小学生の頃に同級生の千紗が行方不明になった原因が「あれ」になることを知っています。
夢にまで見ていましたが、特に気にしてませんでした。
ところが、お守りが切られていたり、家にポルタ―ガイストが起きたり、同僚が不審な死を遂げたことから怖くなってオカルトライターである野田を訪ねます。
野田は霊感のあるキャバ嬢・真琴を紹介してくれます。
真琴の姉も国家が依頼するほどのシャーマンの家系の霊媒師。
「あれ」とは何なのか。
そして、連続死を止めることができるのか。
民俗学、現代の闇、ジャパニーズホラーを融合した見事なエンタメ作品。
感想
怖くなかったです。
しかし、よく考えたら怖い作品なので私は原作を読もうとは思いません(笑)
エンタメホラーという新しいジャンルのように思います。
しかし視点は、霊感のある比嘉琴子(松たか子)と真琴(小松菜奈)、オカルトライターである野田(岡田准一)に移ります。
他にも柴田理恵が“昔よくテレビでみた霊媒師”役として出てくるのですが、結構いい味だしてました。
柴田さんっぽくなかったですよ。とてもかっこいい。
本作品の監督、中島哲也監督は松たか子さん主演の「告白」なども手掛けた監督さんのようです。
松さん好きなんですかね。
本作品の一番いいキャラしていたのは、琴子です。
最初、電話でしか出てこなかったので姿を現さないキャラかと思いましたが、後半のお祓い合戦では「あれ」との対決の要。
頼むよ、琴子さんってなります。
霊を払う儀式のシーンがとても圧巻。
とてもつなく犠牲者を出してしまう相手で誤算もありましたがこの映画のいいところはオチがいいということです。
原作はいわゆるホラーオチのようですが。
怖くなくてとっても楽しめるホラー映画でした。
とはいえ、怖がりの人はあとでゾットするかもしれないと思います。
珍しいことにホラー映画なのにとても、画面的に夜のシーンが少ないです。
そこがリアルだと思いました。
B級という意見もありますが、私は大満足でしたよ。
ぜひ、原作の続きっぽい比嘉姉妹シリーズをまた映画化してほしいと思いました。
怖い映画が見たい人にはあまりお勧めしませんが、面白い映画ということでしたら、「来る」おススメします!