ボヘミアン・ラプソディが噂通り感動します。
枯れた心にクイーンの曲が沁みました。
フレディの孤独、バンドメンバーとの諍い、歌の追求。
こんなにフレディが寂しがりだったとは知りませんでした。とてもピュアな人で優しい人だったんですね。
子供っぽくて、でも人間的に魅力に溢れた人。悪い人も寄ってきますね。
誰か、彼をもっと自由に歌わせて欲しかったなぁ。でも、あの孤独がなければ、名曲は生まれなかったのかもしれません。
人は大事なものほど身近で見失うということです。この映画は誰でもどこかで共感できるのではないでしょうか。コンプレックスを抱えているし、よくわからない人を信用してしまったり、寂しさを紛らわすために、依存性のあるものに手を出したり。
そんなことは、きっとあるはずです。
それでも、最後のシーンのライブ映像。そこに辿り着くまでにあったことは、多くの客を動員したという事実だけでは収まらない感動があります。
かっこよくて、ユニークで、少年のような彼を愛してあげたい、抱きしめてあげたい、とつい、思ってしまいます。