リーガル・ハイを久しぶりに一話目みたけど、やっぱり面白い件。
第一話目。
三木弁護士事務所に勤める黛(まゆずみ)。新垣結衣さん演じる新米弁護士。
彼女、黛が担当する男性が職場の上司を刺した罪で問われます。
本人はやっていないと否認しますが、警察署で不当な取り調べを受けます。
すると三木事務所で秘書(小池栄子)から古美門先生(堺雅人)を紹介されます。
その前に、電車で席をお年寄りに譲る譲らないで揉めてましたが。
で、黛が金払うから何とかしてほしいと古美門に訴えます。
ところが、それは三木弁護士事務所の三木所長(生瀬勝久)が嫌いな古美門を陥れるために放った罠だったんですね。
本人、黛は利用されたことを知りませんでした。
争点は容疑者である青年が、犯行時刻に公園でコーヒー買って一日そこにいたかどうか。
警察の取り調べは不当でなかったか。
取り調べ室から怒鳴り声はなかったという部下の証言の信憑性。
コーヒーの売店の店員の証言の信憑性。
これらがポイント。
で、それらを弁論しあってました。
でも、三木事務所は本当にコーヒーを買ったというブロガーの人の証言を隠しもっていたんですね。
古美門に対する罠です。
青年のアリバイが崩れてしまいます。
ですが!
そのブロガーは、毎日更新してましたが、その起こった出来事を小分けにして更新していたんです。
わかりますか、日付は曖昧だったんですね。
毎日、キラキラした出来事はおきません。
時には一日にいくつかネタができあがることあります。
かくいう私もそうです。
ブログのネタは毎日浮かんできません。
ドラマのネタをあげていますが、まとめて見たものを小分けで更新している次第です。
なので、アリバイであるコーヒーをその日、青年が買ったことは立証されたわけです。(というか殺害の証拠不十分)
とまあ、青年が無罪になったわけですが彼は最後に刑事に向かって「ぶっころすぞ」とつぶやいて終わります。
本当の犯人はこのドラマの回では捕まってません。
えっ? でしょ(笑)
一話目からかなり強烈な展開ですが、このドラマのテーマが「真実を暴き出す正義」ではないからなんですね。
弁護士は、依頼人を全力で弁護するのが仕事。
古美門さんは真実など、どうでもいいと言います。
それに黛さんは疑問を抱きます。
古美門に借金も作ってしまったことから、その事務所で働くことになるわけですが黛さんの成長と、古美門さんのくずっぷりが見どころですね!
このドラマはれっきとしたお仕事ドラマなんだと思います。
ミステリ要素もありますが、真実は闇の中、が時々あるし、その弁護が本当に正当であったのか考えさせられます。
私が思うに、リーガル・ハイが放送されていたのは結構、前ですが、正攻法や道徳的な考えに支配されてては古美門みたいなものに負けてしまう、という現代社会に通じる理論があると思います。
正攻法や正義が悪いわけではありません。
むしろ、尊いものです。
しかし、本当に大事なことを、よく考えていないと惑わされるということです。
守りたいものは何か。
どんな姑息な手を使ってでも仕事を引き受けたからには古美門は必ず勝利します。
時々、弁護士もののドラマみますが、「ここに古美門がいたら勝てたな」と思ってしまうときがあります。
彼は一気に周りを自分の劇場へと導くのです。
法廷がまるで舞台のように。
その高速な言い回しが見事と、手段を択ばない姿があっぱれです。
感情に振り回されることはありません。
法廷の彼はかっこいいですね。
どうして今更このドラマを見たか?
妹がアニメ「プロメア」を見て堺雅人さんが声優を任せられたきっかけになったドラマを見たくなったからです。
それに便乗してここ数日みております。
もし、プロメアをみて「堺雅人さん声優うまっ!」と思った人は原点であるこのドラマの視聴をおススメいたします。
このドラマのテーマは「正義」など