ちきりんさんの「自分の時間を取り戻そう」が噂通り良書でした。
自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/11/25
- メディア: Kindle版
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ビジネス書や自己啓発書の分類になるのでしょうか。
人気ブロガーである「ちきりん」さんのこちらの「自分の時間を取り戻そう」が良書ということで、今更ながら買って読んでみました。
噂通り、考え方を変えようと思えました!
本書の内容を割愛しますと以下の点で書かれております。
- 生産性の大事さ
- インプットとアウトプットを理解
- 生産性を高めるには
こんな感じでしょうか。
ちきりさんの話は俗にいう「忙しい人たち」をモデルにしながら丁寧に解説しております。ですから文字もわりと多く情報が多いです。
私のブログが参考になればぜひ、本書も手にとってみてください。
思考が停止している、かもしれない人は「はっ」と気づける本になっているはずです。
1.生産性の大事さ
こちらの本書には何度も「生産性」という文字が出てきます。
もちろん、工場の商品をたくさんあげることだけが生産性ではありません。
生産性をあげるべきシーンは日常の至るべきところに存在します。
例えば、今は「シェア」ビジネスが発展していっています。
シェアハウスはもちろんのこと、個人が空き時間に車で人を乗せるビジネス、Uber(ウーバー)、空き部屋を海外の人に貸してあげるとか。
または昼間は喫茶店で夜は別の経営者がバーを営業するとか。
今ある資源を有効活用する=生産性が高い、です。
隙間時間がとても重要視されはじめてきました。
学校教育のコスパの悪さ(戦後変わらぬスタイル)、会社という組織の無駄も説いています。
本書を読むと「〇〇でなければいけない!」がなくなっていきますね。
バリバリのキャリアウーマンが家事を外注してベビーシッターにも来てもらっていたら「ダメな母親」の烙印。
おかしいですよね? その母親は決して子育てをしていないわけでもないのに。
本書の事例をみて、納得しました。
生産性というのは、ものごとの根本を見極めて考えていかなければなりません。
2.インプットとアウトプットを理解
インプットは本を読むこと
アウトプットは本の感想を書くこと。
この程度にしか認識してませんでした。
本書は少し違っていて、
インプットは希少資源を理解して、有効活用すること。
アウトプットは有効活用した希少資源で本当に欲しいものを手に入れること。
例として、
ものすごく忙しい共働き夫婦がいて時間(希少資源)がないのにお金を優先して家事代行サービスを頼まないとか。
自分のメンテナンスや資格の勉強、明日のためのリラックスなどできないですよね。
→インプットに失敗している。
海外旅行者が、時間をとって海外に滞在したのに現地通訳など雇わず、安宿しか泊まれなかった。
→アウトプットに失敗している。
海外で生きる経験値がほしいのか。
海外での文化や歴史を理解したいのか。
お金と時間を投資したのに、本当に手に入れたいものが違っていたら元も子もないですね。
私も最近旅行に行きたいと考えています。
その旅で得たいのは「癒し」なのか「現地の知識」なのか「旅スキル」なのかよく考えたほうがいいですね。
婚活でもいえるかも。
私がどうして結婚したいのか。お金がほしいから? 癒し?
お金がほしいなら相手は経済的に豊かな方がいいのか。
孤独を癒したいなら年上のバツイチもいいから包容力ありそうな人。
子供がほしいなら、子供を希望している男性。
そんな感じでしょうか。
例えばの話。
3.生産性を高めるには
アドバイスとしては「働き方を見直そう」がありました。
残業しているのは生産性が低いです。
これでお金を稼ぐ方法は将来的にはよくありません。
だとしたら残業しない方法を考えて、家族との時間を優先した方がいいかもしれません。
残業している=えらいが横行してます。
生産性が低いだけなのに。
例えば目の前のグラフのある書類を夜中まで会議に間に合わせるよう作成しているとか無駄です。
そのグラフの美しさがなにになるのか。
資料は次の会議で必要なくなるなら、いらないですよね。
度重なる打合せも電話で終わらないのでしょうか。
それよりも後輩を育てる時間(未来への自分に対する投資)とか帰宅して運動する時間てる方が効率的。
日常の生活には考えるべき優先順位があります。
化粧もBBクリームでよくないですか。
モデルや化粧が好きな人はいいとして、かける時間を減らしても平気ならオールインワンでいいですよね。
BBクリームはおばちゃん? いえいえ何を優先すべきかですよ。
「さいごに」がぐっときました。
これは私がしたいことじゃないのに、と言いながら転職しないでいる人(私、疑問には感じている!)
私みたいな人は生産性をぐっとあげてみてほしいとありました。
生産性をあげて、時間を余らせるくらいにするんです。
すると、やりたい仕事だと次から次へと余った時間でやりたいことがみつかるそうです。
そうならないなら「嫌い」ってことで。
なるほど。
私、短期間でいいから仕事の生産性をあげてみようと思えました。
簡単にまとめましたが、ぜひ「自分の時間を取りもどそう」一読してみてください。
どうして、こんなに忙しいのだろう?
どうしたら抜け出せるのだろう?
と考えている人は必見の書。
私もこの本を何度も読んで「本当に望む私」を模索していこうと思いました!