「地獄楽」が素晴らしく妖艶で面白い漫画。
ツイッターでまわってきた漫画。
どなたか、ピクシブで描かれたものかなあと思っていました。
ところが、ジャンププラスで連載されていたんです!
美しすぎるクオリティなのでジャンプとは思いませんでした(こら)
アプリで読めるみたいですが、サイトからも読めちゃいます。
内容
最強の忍であるけれど、打ち首予定だった画眉丸。
生に執着などないと思っていたけれど死ねない。
打ち首執行人である山田浅エ門佐切(やまだあさえもんさぎり)から無罪放免になるための条件を突きつけられます。
その条件とは「極楽浄土」と噂の地で不老不死の仙人を手にいれること。
死刑であることには間違いないので、死刑囚ひとりにつき、それぞれ執行人も同行します。
感想
画眉丸は忍者として育てられ、感情がなく殺しを行うことから「がらんどう」と言われ畏れられてました。
しかし、妻だけは人扱いしてくれたのです。
死ねないのは妻への執着。
ロマンチック、早く帰ってほしい。
わかりますか、ヒロインは別にいるんですね。
で、一緒に同行することとなった代々打ち首執行人の家系に生まれた佐切はいわば同志。
首を落とす者と落とされる者の関係なので、まだ打ち解けてませんが、お互い答えを求める者ですね。
極楽浄土、と言われてますが実際に死んだわけではありませんよ。
船で渡ったところにある摩訶不思議な島。
そこから生還した者がもはや人ではなく体が植物に覆われておりました。
「地極楽」の特徴として絵が細かく美しく、残酷!
気持ち悪い描写がたくさんあります。
とても精密な世界。
でも人って死んだ生き物の死体をじっと眺めてしまうことってあるじゃないですか。
顔をそむけたいのに、できない。
死というものは生きている者は惹かれやすいのかもしれませんね。
佐切も打ち首執行人でありながら、首を切るときためらってしまうことがあります。
何故か自分でもわかっていません。
誰も人の命など奪いたくない、自然なことが二人ともわからなくなってしまうことがあるんですね。
不老不死の仙薬がほしいから恐ろしい島に罪人を派遣する上も、山田浅ェ門家も、恐ろしい罪人たちも、正気じゃありません。
しかし、極楽浄土ではさらに上をいく不可思議な生き物が横行しております。
人の顔をした蝶などが羽ばたき、大きな生き物が頭上を歩く。
地極楽、まだ一巻しか読んでませんが続きをぜひ買おうを思いました。
アニメ化はできないかなあ(;^ω^)
進撃の巨人ができたからやるかしら。
現在、6巻まで発売中であります。
きっと既に注目されておりますので、本屋さんでもいい場所にあるかと思われます。